プロジェクト

ご寄贈頂いた本について
「香川県立琴平高等学校」「高松琴平電気鉄道株式会社(ことでん)」「ことひらまちじゅう図書館」の協働プロジェクト
読書手帳(ことひらまちじゅう図書館オリジナル)
これまでの歩み
応援メッセージ
郷土の記憶を100年先まで

ご寄贈頂いた本について

ご厚意による本のご寄贈に感謝いたします。ありがとうございます。活用させて頂きます。

1 ご寄贈いただいた図書の取り扱いについては、まちじゅう図書館に一任くださるようお願いしております。
2 ご寄贈いただきました資料は、リサイクル等に活用させていただく場合がございます。
3 寄贈図書の返還、問い合わせはできませんので、あらかじめご了承ください。
4 送付される際の送料は、誠に申し訳ありませんが寄贈者様にお願いしております。                                以上の点を、あらかじめご了承いただいたうえで、ご寄贈いただいております。

                          掲載日 令和4年9月30日 

2023 11  

いよ本プロジェクト様(伊予市)よりご寄贈頂きました。

寄贈本202311
2023    

本と生きよう!読書運動様より13冊をご寄贈頂きました。

 
2023    

大西文子様(琴平町在住)より「こもれび」をご寄贈頂きました。

 
2023 8  

佐藤 幸 様(琴平町在住)より30冊をご寄贈頂きました。

寄贈本202308
2023    

平田様より20冊をご寄贈頂きました。

 
2023    

堀家七子様(琴平町在住)より「遍路宿」をご寄贈頂きました。

 
2023 6  

琴平町内の方より瀬戸大橋関連の本11冊をご寄贈頂きました。

寄贈本202306
2023 5  

R・O様(琴平町在住)より75冊をご寄贈頂きました。

寄贈本202305
2023 4  

片岡孝暢様よりご著書を寄贈頂きました。

寄贈本202304
2022 9  

糸川聖子様(琴平町在住)より一般図書22冊をご寄贈頂きました。

2022 8   シャルター和子様(デトロイト在住)から英語の絵本22冊をご寄贈頂きました。 シャルター和子様
2022 7   朝妻とも子様(東京都在住)より外国絵本他15冊をご寄贈頂きました。 朝妻様
2022 6   小西とも子様より絵本,児童書150冊をご寄贈頂きました。 小西様
2022 6   近藤真理様(まんのう町在住)より一般書12冊をご寄贈頂きました。 近藤様
2022 4   北添繁幸様より40冊他をご寄贈頂きました。 北添様
2022 3   本と生きよう!読書運動様(まんのう町在住)より児童書11冊をご寄贈頂きました。 本と生きよう!読書運動様
2022 2   上宿歩様(琴平町在住)より自作絵本2冊をご寄贈頂きました。 上宿様
2021     六車 健様(さぬき市在住)4冊
細川様(琴平町在住)一般書 30冊
北山圭子様(琴平町在住)郷土資料10冊
守家厚生様(琴平町在住)郷土資料44冊
 
2020     西村早苗様(琴平町在住)一般書300冊
松浦恵理子様  児童書 100冊
中井様(琴平町在住)一般書 20冊
西山様(琴平町在住)児童書 10冊
小林 豊様(東京都在住)児童書 33冊
田中 亮様(茨木県在住)5冊
 
2019     高橋みやび様(神戸在住)  

「香川県立琴平高等学校」「高松琴平電気鉄道株式会社(ことでん)」「ことひらまちじゅう図書館」の協働プロジェクト

ことひらまちじゅう図書館は、香川県立琴平高等学校、髙松琴平電気鉄道株式会社と協働し、ことでん琴平駅でのことひらまちじゅう図書館の本箱設置に向けたプロジェクトに取り組んでいます。

琴平高校では、琴平町が暮らしやすい豊かな町になるため、生徒自身が考え工夫して町のために取り組む、総合的な学習の時間・探求の時間「琴平道」を設けて、地域との連携を図っています。

このプロジェクトは、生徒の皆さんのアイデアを取り入れなが、2021年(令和3年)の1年間にわたって続けられます。

2021 5 31 琴平高校2年生を対象に、ことひらまちじゅう図書館の活動を説明
  6 21 琴平高校2年生38名に、ことでん琴平駅でのことひらまちじゅう図書館の本箱設置に向けたプロジェクトの概要を説明
  7 12 プロジェクトに参加の琴平高校の5人の生徒さんとミーティング
  7 26 ことでん琴平駅で、プロジェクトに参加の琴平高校の5人の生徒さんと本棚を置く場所を検討
  9 27 生徒さんが提案してくれた本棚のペイントデザインをもとに、出席者が意見を出し合う
  10 18 生徒提案の本棚の図案はほぼ完成。12月中の琴平駅への本棚設置に向け、ペイント作業などスピードアップ
  11 1 本棚のペイント開始
  11 8 本棚のペイントと並行して、本箱に置く図書の収集について話し合う
  12 21 琴高×琴電×まち図書 ことひら「旅する図書館」プロジェクトの成果として「旅する図書館・琴電琴平駅」が開館
2022 3 29 オンラインにより開催された「第2回四国高校生探究活動発表会(四国まんなか高校生探究活動サミット)」において、琴平高校の生徒の皆さんが「ちいさな県のちいさな町のちいさな図書館開館のものがたり」というテーマで発表し、最優秀賞金賞を受賞

読書手帳(ことひらまちじゅう図書館オリジナル)

<読書手帳配布の目的>
「ことひらまちじゅう図書館」は、まちじゅうに本と人とがつながる居場所を広げるため、町民有志により活動しています。
まちじゅう図書館で読んだ本だけではなく、学校で借りたり、書店で購入したりして読んだ本をこの読書手帳に記録してもらうことにより、読書活動をさらに進めようとするものです。
読んだ本の記録を通して、本と過ごした時間がよみがえる自分だけの読書手帳にしてもらいます。
読書手帳には、郷土愛を育んでもらうため、琴平の方言なども盛り込んでいます。

読書手帳

読書手帳 第3版(大人用)
読書手帳 第2版(子ども用)

読書手帳の贈呈式を行いました。

これまでの歩み

2017 12 16 415のわの活動の中から「ことひらまちじゅう図書館」が誕生
2018 6 3 ことひらまちじゅう図書館を組織化し、2018年度第1回実行委員会の開催
  6 14 社協ボランティア連絡会議幹事会にて幹部に周知
  7 15 ことひらまちじゅう図書館2018年度第2回実行委員会と交流会
  7 31 ことひらまちじゅう図書館ツアーを開催
  8 25 町民との交流と資金集めのため、琴平町夜市祭りに参加
  9 24 ことひらまちじゅう図書館第3回実行委員会
まちライブラリー先駆者 磯井純充氏が視察  
  12 25 ことひらまちじゅう図書館のホームページを公開
2019 2   ことひらまちじゅう図書館広報誌第1号を発行し、琴平町内全戸配布
  1 27 第1回ことひらまちじゅう図書館企画「2019初笑い!語りとおなはし」
  2 12 日本図書館協会図書館基礎講座in四国にて活動を報告
  3 3 香川県図書館学会にて活動を報告
  4 9 西日本放送のラジオ番組「気ままにラジオ 雨の日晴れの日曇りの日」に、嶋田代表が生出演
  4 27   2019年度第1回実行委員会の開催
  6   ことひらまちじゅう図書館で「太宰治資料展」を開催
  6 30 静岡産業大学教授の小泉祐一郎氏が「ことひらまちじゅう図書館」の視察
  7   灸まん美術館「和田邦坊生誕120年祭」記念事業を応援
  7 22 香川短期大学で「ことひらまちじゅう図書館の取り組み」を報告
  8 6 2019年度第2回実行委員会の開催
  8 31 第3回こんぴら夏夜市にあわせて一箱古本市@ちょっとこ場を開催
  10 1 琴平町役場にことひらまちじゅう図書館本棚(18か所目)を開設
  11 7 オリジナル読書手帳(大人用・子ども用)を作成
中学生以下の町内の全ての子どもたち(700人)へ配布するため琴平町教育委員会へ寄贈
  11 10 第2回ことひらまちじゅう図書館企画「語りでとおい昔の旅へ」を開催
  11 24 こんぴら朝市一箱古本市@一之橋公園の開催
  11 28 2019年度第3回実行委員会の開催
  12 1 まちライブラリー提唱者礒井純充氏との交流会を開催
  12   五所川原市立図書館と連携し全国の図書館で開催された「太宰治資料展」に参加
2020 1   月1回定期開催にむけて、『ちょっとこば嬉しくなる勉強会』を初開催
  2   ことひらまちじゅう図書館広報誌第2号を発行し、琴平町内全戸配布
  3   「図書館と図書館にかかわる人たち」のサイト「Jcross」で読書手帳が紹介
  8 14 西日本放送ラジオ「笑いよん 泣っきょん 聞っきょんな わらなきラジオ」で、嶋田代表が活動報告
  9 27 ブックフェスタ・ジャパン2020 マイクロ・ライブラリーサミット(小さな図書館全国大会)にて、嶋田代表がことひらまちじゅう図書館の活動報告
  10 31 第3回ことひらまちじゅう図書館企画「日柳燕石さんって,なにもん?!」を開催
  12 18 県立琴平高等学校家庭科クラブ「konpiraグリッシーニ」試食会と古本市を開催
2021 2   ことひらまちじゅう図書館広報誌第3号を発行し、琴平町内全戸配布
  5   「香川県立琴平高等学校」「高松琴平電気鉄道株式会社(ことでん)」「ことひらまちじゅう図書館」の協働プロジェクトがスタート
  9   『ブックフェスタ 本の磁力で地域を変える』に、活動報告が掲載
  10 23 第4回ことひらまちじゅう図書館企画行事「お寺さん命の話を教えてください」開催
  12 15 琴平町地域包括支援センター「頭のげんき塾」で回想法を開催
  12 20 琴平町榎井婦人会にて「ことひらまちじゅう図書館の取り組み」を講話
  12 21 「香川県立琴平高等学校」「高松琴平電気鉄道株式会社(ことでん)」「ことひらまちじゅう図書館」の協働プロジェクトとして、ことひらまちじゅう図書館の24番目の図書館「旅する図書館・琴電琴平駅」が開館
2022 2   ことひらまちじゅう図書館広報誌第4号を発行し、琴平町内全戸配布
  6 3 「日野自動車」および「415のわ」と「移動まちじゅう図書館」を試行
  6 22 「琴平町民生員協議会定例会」で「ことひらまちじゅう図書館」の取り組みについて報告
  7 10 「いよ本プロジェクト」代表の岡田有利子さん、中野隆一さんが、ことひらまちじゅう図書館を訪問
  11 「kagawa Bookへんろ」の篠原さんと西原さんが、ことひらまちじゅう図書館を訪問
  8   琴平中学校の学校図書室整備に「図書部」として参加
  10 15 児童文学作家杉山亮を講師に、第5回ことひらまちじゅう図書館企画行事「ようこそ杉山亮さん!」を開催
  10 22 こんぴら秋夜市にて「一箱古本市」を開催
  11 30 図書館と地域をむすぶ協議会チーフディレクターの太田剛氏を講師に、ちょっとこばうれしくなる勉強会特別編「本がある暮らしって」を開催
  12 2 本屋ルヌガンガにて開催の「香川BOOK遍路MAP刊行トークイベント」にパネリストとして参加
  12 14 琴平町地域包括支援センター「頭のげんき塾」で回想法を実践
2023 2   ことひらまちじゅう図書館広報誌第5号を発行し、琴平町内全戸配布
  7 28 2023年度総会・懇親会を開催
  8   「読売Life四国版」に「ことひらまちじゅう図書館」の特集が掲載される。
  8 4 さぬき市津田町で「うみの図書館」を営むお二人が「ちょっとこば」を見学
  10 21 FM香川ラジオ 「善通寺・仲多度お宝ディスカバリー」に出演
  10 22 丸亀市市民交流活動センターマルタスで開催の「BOOK WEEKEND」に参加
  10 27 「四国シエアサミットー公助から共助へ。地方が主役、個人が主役」に参加
2024 1 27 国立国会図書館に、ことひらまちじゅう図書館広報誌(1号〜5号)を納本
  1 27 「おおた まちじゅう図書館長が選ぶ珠玉の一冊展」に参加

応援メッセージ

2022(令和4)年度
児童文学作家 杉山 亮 氏
図書館ができても人が大勢来るとは限らない。建物は立派だが中はガラガラという図書館はいくらでもある。大切な事はそれ以前に物語を聞く機会をたくさん作る事だ。本当の図書館がたつまでに日本中から達者な語り手に大勢来てもらい大人向き子ども向きのお話会をたくさん開いてみんなで楽しみ(物語を聞くのはおもしろい、もっと聞きたい)という気運を育てるのが大切。それがあって初めて人は(本を読めばいつでも自分 1 人でおもしろい物語の世界に行ける。本のある場がほしい、図書館がほしい)という気になる。そう思わない子には「本は字が多いだけのつらいもの。いらないもの」になってしまう。お話会をたくさん開きましょう。
いよ本プロジェクト代表 岡田 有利子 氏
それぞれの館長の個性が際立つ、まちじゅうにある小さなマイクロライブラリー。大きな公立図書館はないけれど、そんな「まちじゅう図書館」がある琴平町は魅力的な町ですね。特別な「非日常」ではなく、そこに住む人たちの「日常」に本があること。その一つひとつが個性を表現していること。住民から生まれるこの小さな力、そして個性豊かな力の結びつきが、私は大事だと思います。私は愛媛県伊予市で「いよ本プロジェクト」という本に関する活動を行っています。昨年夏、ことひらまちじゅう図書館を見学させてもらいました。小さな身近な力がつながる「ことひらまちじゅう図書館」の力は、決して小さくはありません。これからも楽しみにしています。
BOOK 遍路をつくる会 しのはら あきひと 氏
私たち「BOOK 遍路をつくる会」は、人と本をむすぶための活動を行っています。第一弾として香川BOOK 遍路 MAP が 2022 年秋に完成し、県内はもとより全国に向けて配布が始まりました。懇意にしている書店の方から、琴平で面白いことが起こっていると聞いたのがきっかけで、ことひらまちじゅう図書館も掲載させていただいています。当たり前だと思っていたことが当たり前でなくなってきた時代において、無いものを待っていても得られることはないと気づいた人たちが集まり、行動を始めたところが、私たちととてもよく似ていると感じました。今後は協力してトークイベントや古本市を開催するなど夢は膨らむばかりです。活動の輪が周囲に広がり、やがて文化になることを願っています。
つづきの絵本屋 都築 照代 氏
先日、念願かなって…ことひらまちじゅう図書館へ!町のいたる所に本が置いてあり、人と本が繋がることができる居場所。何より地元に住んでおられる志を同じくする仲間が、ご縁を繋いで輪となり進めていっているのが素晴らしいと思います。
2021(令和3)年度
高松琴平電気鉄道株式会社代表取締役社長 真鍋 康正 氏
ことでんは 2016 年から、仏生山駅のホームに「ことでん電車図書室」という小さな本棚があります。そこにある本を読んでもいいし、気に入ったら隅の穴にお金を入れて,購入してもかまいません。駅周辺の人たちと一緒にすすめてきたプロジェクトです。本と電車。これほど相性のいい組み合わせもないでしょう。このたび新しく「ことひらまちじゅう図書館」をことでん琴平駅に開設して、町のみなさんの本を読みたい/読んでほしいというご期待に少しでも応えられるなら、当社のことちゃんも小躍りして喜ぶと思います。琴平町で本がつくる幸せな関係づくりをこれからも応援してまいります。
琴平町を「本のテーマパーク」に香川県立琴平高等学校長 志賀 紀之 氏
ことひらまちじゅう図書館の代表嶋田貴子さんとの出会いは、昨年度 12月に本校で行った“琴平魅力 up ワークショップ”でした。初めは「まち図書ってなに?」と思いましたが、活動をお聞きしているうちに、この素晴らしい取り組みに琴高生も参加させたいと考えお願いすると、二つ返事で了解をいただきました。本校の総合的な探求の時間「琴平道」で‘まち図書’の方々と本校生が協力し、収集する本のコンセプトや本棚のペイント等を行い、12 月 21 日に「旅する図書館・琴電琴平駅」として 24 番目の本棚の設置にかかわらせていただきました。この‘まち図書’をテーマとした探究活動は深く面白いもので、今後いろいろな方向に広がる可能性があるので、来年度以降も継続していきたいと考えています。これからも‘まち図書’の輪がさらに広がり、琴平町全体が「本のテーマパーク」として発展されることを望むとともに、その活動に琴平高校が少しでもお役に立てれば幸いと考えています。
琴平町副町長 谷口 信平 氏
「住民自治」という言葉があります。みんなで自分たちの地域のためのおこないをしていこうということです。対義語「団体自治」と一緒に考えればわかりやすい。役場という団体で職員を雇い、地域のためにがんばってもらう。これが「団体自治」。みんなのための道路を作るのも、小学校を運営するのも、みんな「団体自治」。現代社会では「団体自治」が中心です。でも、はたしてそれでいいのか?役場に任せれば任せるだけ、お金がかかる。税金が上がる。でも,税金で何をしているかってわかりづらい。どんどん、自分ごとじゃなくなっていく。まちじゅう図書館の取組は、まさに、「住民自治」の最たる例です。自分たちのまちは自分たちでつくる。できることは自分たちでする。まったくもって素晴らしい取組です。
2020(令和2)年度
琴平町教育委員会 篠原 好宏 氏
常日頃から,ことひらまちじゅう図書館の取組にご尽力いただき、心より感謝申し上げます。コミュニケーション能力の大切さが叫ばれ、学校でもコミュニケーション能力の育成に向け、さまざまな取組がなされています。明治大学文学部教授の齋藤孝氏は、さまざまな効用がある読書は、コミュニケーションの上達にもつながると言われています。読書習慣を身に付けたいものです。さらに、読書で一番鍛えられる能力は、本を読んでいるときには、文字を追いながら文脈をつかみ、咀嚼し、著者が何を言いたいのかを理解しながら読み進むことから「文脈理解力」であるとも言われています。私たちは、本を読むときに、そんなに意識はしていないかもしれませんが、文脈を理解するために、考え続けているのかもしれません。
読書をすることによって、知識や思考を深め、深いコミュニケーションができる人になれればいいですね。あまり難しいことは考えなくても、本に触れることは、何かしら心が豊かになっていっているように思います。その機会を与えてくれている「ことひらまちじゅう図書館」を大いに活用させていただきたいものです。
琴平町文化協会会長 門脇 俊文 氏

「もの憂げに椅子に座った人が、片隅に置かれた本棚から一冊の本を取り出した。熟読するでもなくながし読みしている。文字を追う目がだんだんと生気をおびてくる。やがてその人物は何かを思い出し、気を取り戻したように急に立ち上がった。目はこれまでとは違った活気と希望に輝いている。後ろ姿は明るい未来を暗示するように閃いている・・」こんな映画のワンシーンを想像してみてはど
うだろうか。一冊の本には想像する魅力と、人の心を救い、勇気づける力を持っています。
小さな門前町で心を癒す町の図書館としての土壌を作っているのが「ことひらまちじゅう図書館」。「ちょっとこ場」を拠点に、日常生活に溶け込んで 20 ヶ所に置かれた本棚は琴平町の貴重な文化財です。他の町にはない図書文化の匂う長閑な街角の風景。「まちじゅう図書館」の存在が逐日に定着している。数年先には大きな成果が待っています。焦らずに,着実に奮励してください。熱い拍手をお贈りします。本棚からの一冊が勇気を与え、称賛されやがて乾杯する声が聞こえてくるようです。

2019(令和元)年度
琴平町長 片岡 英樹 氏
図書館がない琴平町。非常につらいフレーズですが,現実でもあります。最近になって「町長!図書館欲しい!」という声を町民から多くいただくようになりました。現状やこれからの琴平町を考えてのご意見と真摯に受け止めております。現在課題の小学校の統合と役場庁舎、保育所・幼稚園のあり
方をまとめて、もうすぐお示しできると思います。その中でも、図書館なり地域の集う拠点も検討しています。もうしばらくのお時間をお願いします。だからこそ、まちじゅう図書館の取り組みには、大いに期待しております。町としても何か応援したいと思い、町役場1階に本棚を設置いたしました。役場に訪れる方が、本棚をのぞきこんだり、本を手にする光景を良く見かけます。誰かが一度読んだ本をまた誰かが読む。見えない方とのつながりで、心を豊かにしていく。皆様の活動に感謝。
榎井小学校校長 南幼稚園園長 橋塚 智敎 氏

「すごい」「やばい」「きもい」「うざい」など、3文字でさまざまな感情を表現する人が多くなってきた気がします。もっともっと豊かな表現をするためには、語彙を増やす必要があり、その方法の1つは本をたくさん読むことです。本が読みたくなったとき、ちょっと時間があるとき、すぐそばにあり、多くの人と触れ合える「ことひらまちじゅう図書館」の活動を私も応援しています。

香川県議会議員 氏家 孝志 氏
本会の関係の皆様方におかれましては、読書を通じての心豊かな故郷の創生に大変にご尽力を頂いており、心よりの敬意を表します。2018年に実施されたOECDの15歳を対象として実施した国際学習到達度調査の結果によりますと、日本の読解力は前回の8位から15位と大きく後退している等、読書離れの加速化が懸念されております。このような現状から脱却するためにも、一日も早い町立図書館の整備が必要です。夢の実現に向けて共に頑張りましょう!
香川大学名誉教授 渡邊 安男 氏
香川県図書館学会での嶋田貴子さんの研究報告に関心を持ち、早速「ことひらまちじゅう図書館」を見学させていただきました。その成果を高知大学での日本社会教育学会の中国四国地区研究会において「ことひらまちじゅう図書館の現状と課題」というテーマで発表することができました。琴平町の図書館活動がさらに発展し、文化・教育面もますます向上されますよう念願いたしております。
男木島図書館館長 額賀 順子 氏
私は男木島図書館を島の人のために継続させたい。そして,そこは私の仕事をする場でもあり居場所でもある。ことひらまちじゅう図書館も町の良さを生かして。本を胸に志を共にする仲間として応援しています。
北海道恵庭まちじゅう図書館 Coffee Carrot 浅野 小百合 氏
「まず自分が楽しむこと、そして無理をしないこと。」このようなつながりでご紹介いただけ嬉しいです。
絵本作家 真珠 まりこ氏
本は心を育むもの。たくさんの本が身近にあって、読書の楽しさを知ることができたら素敵です。子どもたちの心を耕すことが、結局は、町を豊かにすることにつながると思います。
2018(平成30)年度
香川県議会議員 氏家 孝志 氏
いよいよ「ことひらまちじゅう図書館」が始動しました。街なかのちょっとしたスペースにお世話
を頂いている方の好みの本を置き、民や観光客の方々に自由に本に触れて頂くというこの取り組みは、心豊かな人生を送るためにも、また,コミュニティーを深めていくためにも大切なことであると思います。琴平町では多くの住民の方々が図書館の建設を熱望していますが、今回の「まちじゅう図書館」の取り組みが図書館の実現に向けての大きな第一歩となります。この取り組みに一人でも多くの方がご賛同、またご参加いただく事が、「歴史と文化のまち琴平」に対する誇りを取り戻し、故郷を愛する心や大切にする心を培い、これが本町への移住・定住にもつながっていくものと思います。「ことひらまちじゅう図書館」の取り組みが多いに盛り上がることを、心より期待しております。
東條 文規 氏(香川県図書館学会会長)
まちじゅう図書館はおもしろい試みです。そのむかし、前川恒雄さんが自動車文庫から始めて、「市民の図書館」のモデルとなった日野市立図書館を創ったのを思い出します。まちじゅう図書館が種子となって立派な琴平町立図書館に育つことを期待しています。
磯井 純充 氏 (まちライブラリー提唱者)
ことひらまちじゅう図書館は、それぞれ思い入れがある方が運営されているのでとても良かったと思います。今後も緩やかに粘り強く活動を続けてください。
(有)穀平味噌醸造場 小山 洋史 氏(長野県小布施まちじゅう図書館)
熱意を持った人が一人いるだけで物事の進み方は違ってきます。ことひらまちじゅう図書館のご発展を心よりお祈り申し上げます。
横山呉服店 横山 裕昭 氏(群馬県太田まちじゅう図書館)
何でもネットで小説から専門書まで読める時代に,一人でも当館のファンが訪れてくれるのは嬉しい次第です。ことひらまちじゅう図書館のご発展をお祈り申し上げます。

郷土の記憶を100年先まで-ことひらまちじゅう図書館からのお願い

ことひらまちじゅう図書館の基地(ちょっとこ場)では、琴平町の文化と歴史の継承に貢献したいと考えております。

子どもたちの郷土愛を育むために、書物や写真など次世代に残していくことは、私たちのできる大切なことであると思います。

つきましては、皆様の身近に郷土資料(特に琴平町についての資料)がございましたら、寄贈していただけないでしょうか。(管理が難しい貴重な資料は、いただくことはできません。ご了承ください。)

また、次世代に伝承しておきたい郷土の昔話やエピソードなどもぜひお聞かせください。書き留めておきたいと存じます。

一緒に琴平町の軌跡を残して参りませんか。

ことひらまちじゅう図書館代表 嶋田 貴子

お問い合わせ/連絡先

 0877-75-1371(地域ステーション内)担当 新原