日時 :2024年6月21日(土)10時30分~11時30分
講師 :石井泰弘氏(ことひらまちじゅう図書館実行委員)
参加者:7人
会場 :こひらまちじゅう図書館「ちょっとこ場」
制作資料:現代語訳 十返舎一九著「金毘羅参詣 続膝栗毛」
内容 :
講師の石井さんが、香川県立図書館、国立国会図書館所蔵の「金毘羅参詣 続膝栗毛」を分かりやすく現代語に訳して作成した資料に基づき、その内容を解説してくださいました。
時代は江戸末期1800年代、伊能忠敬による日本全国の測量、歌川広重による「東海道五十三次」の発表などで人々の「旅ブーム」が始まった頃の話。
一九が、続編を作るようになった経緯、金毘羅参詣するには食べてはいけないものがあった、海から流れ着いた酒樽は飲んではいいが、そのかわり罰が当たらないためにすべき事があった、旭社に掲げられている額について、金毘羅大権現の神様についてなど、数々の興味深い逸話を紹介。弥次さん喜多の珍道中だけではない、知的な話を語ってくださいました。
石井さん作成の資料には、読んで理解しやすいよう絵が添えられるなど、郷土の歴史を語り継ぐための貴重な読み物となっています。琴平町の多くの方に読んでもらいたい内容です。