日時:2023年7月30日(日)14:00~17:30
場所:ことひらまちじゅう図書館
映像の仕事から長野県の「小布施町立図書館まちとしょテラソ」館長に転身され、現在は、「一般社団法人 日本カルチャーデザイン研究所」理事長・演出家として、福岡を拠点に活動中の花井裕一郎氏が、「ことひらまちじゅう図書館」を訪ねてくださいました。
猛暑のなか、「ことひらまちじゅう図書館」の数か所を見学されるとともに、短い時間ではありましたが、有意義な意見交換の機会を得ました。あわせて、「まちじゅう図書館」の1つ「Café Klala」館長さんとも、交流していただきました。
■映像から図書館長へ
花井氏は、映像の仕事から、公立図書館長に転身されましたが、小布施町の取材を通して制作した短い映像作品に大きな反響があり、その後、たびたび小布施町を訪ねて町に魅了され、とうとう小布施町に暮らし始めたという経緯があったそうです。
長野県での公募図書館長の取組み2例目(1例目は長野県立長野図書館長 平賀研也氏)に応募し、小布施町立図書館長に採用されたとのことです。「図書館法」から公立図書館の取り組むべきことを学び、住民とともに歩むベストな図書館のあり方を考えたそうです。
■「おぶせまちじゅう図書館」について
「おぶせまちじゅう図書館」とは、小布施町内各所に設置した本箱の図書を利用してもらう、公立図書館と町民を巻き込んだ面白い取り組みです。まちじゅう図書館のご経験から、まちじゅう図書館の運営上の課題を解決するための方策や円滑に活動するためのアドバイスをちょうだいしました。
花井氏からは私たちの活動について、志ある住民自らが、行政に頼ることなく少ない助成金で活動している点や活動に司書が携わっている点など、大いに評価いただきました。
■花井氏の訪問を振り返って
とうとう私たちの活動の先駆者であり、憧れの花井裕一郎氏に琴平町をご訪問いただきました。
花井氏の柔軟な発想、人を楽しませたいという「芸術家肌」の発想に接し、何かと課題の多い琴平町に課題解決のための道筋を照らす光が差し込んだようです。
再度機会があれば、ことひらまちじゅう図書館各館の皆さんとの意見交換の場を設け、私たちの活動をより深めて行けたらと思います。
花井氏とのこうした機会を得て、これからの活動の活力になりました。