第3回ことひらまちじゅう図書館企画行事を開催しました。

2020年10月31日(土)、第3回ことひらまちじゅう図書館企画行事を開催しました。
第3回企画行事では、日柳燕石を50年にわたって研究されている燕石会代表の鈴木浩氏を講師にお招きし、「日柳燕石さんって,なにもん?!」-1817年、燕石は榎井村旗岡の豪商に生まれ、千人を超える郷党浮浪の徒の親分、政治家、そして詩人であった。のテーマでご講演いただきました。

第1部は榎井公民会2階和室において、鈴木氏から、幕末の勤皇家日柳燕石(くさなぎ えんせき)が、文化14年(1817年)榎井村旗岡の豪商に生まれ、明治元年(1868年)戊辰戦争に従軍し越後柏崎(現新潟県柏崎)で52歳の生涯を終えるまでについてお話しいただきました。また、千人を超える郷党浮浪の親分でありながら、生涯に7千首作ったといわれる燕石の詩文に加え、交流のあった人物や燕石の家族についても詳しく解説いただきました。
第2部は会場を燕石の住居であった呑象楼(どんぞうろう)に移し、引き続き鈴木氏から、日柳燕石の残した詩や書物、建物の中にある7か所のカラクリについて説明いただきました。

当日は18名の参加者があり、「いろいろな才能を持っていた日柳燕石の人となりに触れ、改めて感心した」、「地域の歴史を守り伝えていくことが、私たち若い世代の使命であることを認識した」との感想が聞かれました。

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